福井県高校春季総合体育大会・サッカー決勝 PK戦で3年ぶりの優勝を決め、歓喜に沸く福井商業イレブン=6月3日、福井県坂井市の丸岡スポーツランド

 【福井県高校春季総合体育大会・サッカー決勝 福井商業0―0(PK4―3)丸岡】

 しつこいプレスを徹底し、ゴール前では体を張った。延長戦までスコアレスで進み、PK戦にもつれたサッカー決勝は、粘り強い守備の光った福井商業が丸岡を下し、3年ぶりの頂点に立った。失点は大会を通じてゼロに抑え、高木謙治監督は「福商伝統の守備を存分に発揮してくれた」とイレブンをたたえた。

 決勝で放ったシュート数は丸岡の12本に対し、福井商業はわずか2本。一方的に攻められる苦しい展開が続いたが、小吹健太郎主将は「みんなで声を掛け合って最後まで集中力を保った」。チーム全員が攻守の切り替えを意識し、奪われたボールに素早く寄せた。

 この日はGK村岡恒星が「はまった」(高木監督)。けがを乗り越え軸が安定したという2年生守護神は、「何も考えずに体が動いた」と相手シュートをことごとくセーブ。抜群の反応で再三のピンチをしのいだ。

 PK戦は福井商業が先攻。両者1本ずつ外し、止めれば優勝という局面で丸岡の5人目に対し「データを信じて左に飛び込んだ」(村岡)。ボールがはじき出されると、福井商業イレブンに歓喜の輪が広がった。

 打倒丸岡を掲げ、新チームとして初めて勝利した。全国総体に向け、小吹主将は「運動量と守備を磨き上げ、少ないチャンスを決め切りたい」と飛躍を誓った。

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