鮮やかな新緑が映える平家平のブナ林=6月4日、福井県大野市巣原

 福井県大野市の姥ケ岳(うばがたけ、1453メートル)の中腹に位置する平家平のブナ林一帯が、みずみずしい緑に包まれている。鳥のさえずり、虫の羽音、登山者が落ち葉を踏む音…。雪の重みで湾曲した木の間を通り抜けるように自然の音色が響き、若葉とともに訪れた人を楽しませている。

 平家平は標高600メートル~1200メートルの森林地帯。約40ヘクタールに1万本余りのブナが自生、味のある姿で林立している。6月4日朝は青空が広がり、標高1100メートル付近では頭上を覆う緑から柔らかな光が漏れていた。奈良県から訪れた60代の夫婦は、足を止めて「気持ちが良い森だね。感動した」と見上げた。

 市街地から平家平までは約40キロ。登山口案内板から1時間ほど歩く。

 
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