軽量化された防火服を着てパフォーマンスをみせたファッションショー=5月31日、東京都江東区の東京ビッグサイト

 最先端の消防、防災に関する製品を一堂に集めた「東京国際消防防災展2018」は5月31日、東京都江東区の東京ビッグサイトで始まった。帝人グループが福井県越前市出身の服飾デザイナー・西崎暢さん(40)=埼玉県さいたま市=とコラボレーションしたファッションショーを開き、福井経編興業(福井県福井市)の生地などを使い動きやすくて軽い防火服を提案した。

 帝人は、グループ会社の帝人フロンティアの北陸営業所を福井市に配置するなど、古くから繊維産地・福井とゆかりがある。同展にはグループとしてブースを設け、防火服や消防体験コーナー、燃えにくい繊維などをアピール。その一環でファッションショーを企画した。

 西崎さんは素材開発から手がけ、“燃えない”フリースのブルゾン、ジャケット、インナーなどをトータルデザイン。ステージでは7人のモデルがウエアを披露した。

 軽量化、伸縮性の高さをアピールするため、2本の縄を使って跳ぶなどのパフォーマンスを繰り広げた。モデルの一人は「防火服なのに軽くて動きやすい。スノーボードウエアのよう」と機敏な動きをみせた。

 インナーには福井経編興業の技術を駆使した生地を使用。帝人の燃えにくい糸で、ストレッチ性のある素材に仕上げた。西崎さんは「インナーも難燃性があれば、外に着る防火服の軽量化につながる。トータルファッションを考えデザインした」と話した。

 ショーで披露されたウエアの中には、福井県内の井上リボン工業(越前市)、アタゴ(福井市)の製品を部分的に使用したほか、仕上げの加工にはウラセ(鯖江市)の技術力が使われたという。

 同展は5年に1度開催される国内最大級の展示会で3日まで。
 

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