2016年3月のアフガニスタン戦で、W杯予選初出場を果たし無失点に抑えたGK東口順昭選手=埼玉スタジアム

 日本サッカー協会は5月31日、東京都内で記者会見を開いて西野朗日本代表監督(63)がワールドカップ(W杯)ロシア大会に臨む代表23人を発表し、W杯で日本選手最多3得点の本田圭佑(31)=パチューカ=や主将の長谷部誠(34)=アイントラハト・フランクフルト=が3大会連続で、宇佐美貴史(26)=デュッセルドルフ=は初めて選ばれた。福井工大出身のGK東口順昭(32)=ガンバ大阪=も選ばれた。

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 香川真司(29)=ドルトムント、岡崎慎司(32)=レスター=も代表入りした。合宿に参加していた中でW杯代表23人から漏れたのは浅野拓磨(ハノーバー)、三竿健斗(鹿島)、井手口陽介(クルトゥラル・レオネサ)だった。

 東口は大阪府高槻市出身。京都・洛南高から福井工大、新潟経営大を経て2009年にアルビレックス新潟入り。14年からガンバ大阪に所属している。4月21日のセレッソ大阪戦で他の選手と激突して顔を強打し、負傷交代。右頬骨骨折と右眼窩底骨折で全治3~4週間と診断されたが、夢の舞台への切符を手にした。

 チームは6月2日に離日し、オーストリアのインスブルックでの事前合宿を経てロシア入りする。大会は14日に開幕。6大会連続6度目の出場となる日本は1次リーグH組で19日にコロンビアとの初戦を迎え、24日にセネガル、28日にはポーランドと対戦する。

■現実的な戦い重視

 ロシアで決戦に臨む日本代表23人が決まった。4年前のブラジル大会は「優勝」も掲げながら、1分け2敗で1次リーグ敗退の憂き目に遭った。世界との差を思い知った選手は、地に足をつけた現実的な戦いで雪辱を果たそうとしている。本田圭佑(パチューカ)は「じたばたせず、覚悟を決めて冷静に大会に入りたい」と心境を口にした。

 4月にバヒド・ハリルホジッチ監督が電撃解任され、技術委員長だった西野朗氏が就任した。1998年フランス、2010年南アフリカ大会を率いた岡田武史氏に続き、本大会で指揮する2人目の日本人監督となる。

 和を尊ぶ西野監督は「競争より共存」を掲げ、一丸となるよう訴える。本番へ、いかに結束できるか。初戦まで3週間を切った。勝利のために全力を注ぎ、代表選手として自覚を示したい。

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