2月中旬に帯状疱疹になり、顔面と頭皮に発疹が出ました。現在も薬を飲んでいます。顔にニキビ痕のような赤い痕が何カ所か残り、耳の奥の痛みが続いています。帯状疱疹は後遺症となる場合があると聞きますが、この痛みはどれぐらい続くのでしょうか。また、美容院でのカラーリングなど、頭皮に薬剤を使う処置はいつから可能でしょうか。(福井市、50代女性)

 【お答えします】八木洋輔 福井赤十字病院 皮膚科副部長

 ■徐々に軽快、放置せず治療の継続を

 帯状疱疹の原因であるウイルスは、実は水ぼうそうのウイルスと同一です。水ぼうそうにかかった後に体の神経に潜んでいたウイルスは、長い年月(一般的には30〜40年とされています)が経過し、ウイルスに対する抗体が下がってきたころに再びウイルスが活性化してきます。このとき、神経に沿って水ぶくれが出現するため帯状になります。

 帯状疱疹には痛みが伴うという話を耳にしたかと思います。その理由はウイルスによる神経の変性と炎症を引き起こすためです。つまり現在も痛みが残っているということは、発疹が出た時の炎症が強く、神経痛が残っている状態と考えられます。

 この神経痛は通常、3か月後、半年後、1年後と時間経過とともに徐々に軽快してくることが多いようです。ただ、残念ながら痛みが残ってしまう人もいます。放置すると痛みが残る可能性が高くなるため、現在の治療を続けられることをお勧めします。冷やすよりも温めた方が自覚症状がましになることが多いようです。これからの季節は寒冷刺激が少なくなるため、冬場に比べると軽快が望めるのではないでしょうか。

 ■痛む部位や時間帯 受診時に伝えて

 病院での治療についてですが、内服は自身で無理に増量・減量などせず、処方された量を内服し、受診時に痛みの程度、増悪する時間帯、部位などを可能な範囲で主治医に伝えてください。もしふらつきなどが出て内服できていないのであれば、それを伝えると、主治医も薬の調整がしやすいと思います。

 最後にカラーリングについてですが、表面のきずは治っていると思いますので、直接的には問題ないはずです。万が一痛みやかゆみなどが出れば受診してください。

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