福井県福井市のアオッサ側から見た北陸新幹線福井駅舎の外観イメージ。手前が拡張施設で、右奥がえちぜん鉄道の新たな福井駅舎

 基本レイアウトが5月29日に発表された北陸新幹線福井駅舎(福井県福井市)東側の拡張施設には屋上広場が設けられ、奥越の山々の景色を楽しめる。「天気がいい日には白山も望めるかと思う」と整備主体の福井市新幹線推進室。さらに、ホームに停車する「かがやき」などの新幹線車両をガラス越しに見ることもできる。1、2階の憩い空間とともに、見晴らしの良さで観光客をもてなす。

 屋上広場の高さは約10メートル。長さ約79メートル、幅約14メートルの広々としたスペースに植栽やベンチなどが設けられ、階段とバリアフリー対応のエレベーターで自由に行き来できるようにする。奥越の山々や新幹線車両のほか、隣接するえちぜん鉄道福井駅舎に止まる車両も見ることができそうだ。

 メインの1、2階にも「人・モノ・情報を誘い、誰もが憩えるおもてなしの空間」のコンセプトに沿った施設が入る。1階には、吹き抜けの開放的な屋内広場やイベントを観覧できる階段広場のほか、県内全域の見どころを紹介する観光案内所、待合・休憩スペース、レンタサイクル置き場を設ける。2階にはカフェ・展示・交流スペースを整備する。バリアフリー対応のトイレも1、2階に備える。

 本年度は、基本設計を基に実施設計に取り組み、2020年度の埋蔵文化財調査を経て21年度に着工する。2月の記録的な大雪で財政事情が悪化しているが、市新幹線推進室は「開業時期が決まっているのでしっかり取り組む」としている。

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