クラウドファンディングの経験談を披露する加藤洋さん(左)と中川奈保さん(中央)。右はコーディネーターのレディーフォー・富澤由佳マネージャー=5月22日、福井県福井市のハピリンのWiL

 福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス「ミラカナ」で、プロジェクト実行のための資金集めを検討する個人・団体を対象にしたセミナーが5月22日、福井市のハピリン内「WiL」で開かれた。CFを活用して子ども向けの指令が書かれた日めくりカレンダー「こよみッション」を商品化した、加藤洋さんと中川奈保さんによる経験談を紹介する。

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 加藤さんたちは2017年3月から5月にかけ、60日の募集期間で製作費120万円を目指しレディーフォーでCFに挑戦。171人から129万円の支援を受け、商品化に至った。

 ■なぜこのプロジェクトをやろうと考えたか

 加藤:「体験を通して学ぶ」という経験を子どもたちにしてほしかった。例えば「日の出を見よう」というミッションがあれば、子どもは「何時に起きなければだめか」を自分で考え、学び取るでしょう。

 ■CFで資金調達した理由は

 加藤:「こよみッション」は見た目は日めくりカレンダーだが、中身は新しい。新しいものを世の中に出すとき、それに共感する仲間を増やす努力をするべきだと思った。私たちのアイデアを幅広い人に知ってほしかった。

 ■プロジェクト公開からすぐ支援が集中した

 加藤:構想が固まっていたので、レディーフォーへの相談からプロジェクト立ち上げまでは早かった。1日目で支援金額が伸びたが、その前に新聞記事に取り上げてもらったのが大きく、注目を浴びやすい状況だった。

 「この人なら興味があるのでは」という人には個別に連絡を取った。子どもがいる、教育に関心があるという人にアプローチした。

 ■募集期間の中盤に支援の流れが停滞した

 加藤:本業の仕事などが忙しく、なかなか手が打てなかった。

 中川:情報発信するにも、もう概要は伝えてきったし…。最初に材料を出し切ってしまい「伝えることがないな」と悩んでいた。

 加藤:周囲から「もうだめですね」と言われたこともあった。

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