福井ミラクルエレファンツで選手として活躍していたときの千葉司さん

■ゆるく受け入れ認め合うことが幸福度を変える

8年間の東京生活を終え、「子供を自然いっぱいの中で育てたい」という思いが心のどこかにあった僕たちは、昨年、娘が小学1年生になるタイミングをきっかけに、福井県に戻ってきました。今は、妻の実家に住んでいて、僕はいわゆる“マスオさん”状態です。完全アウェーです(笑)ただ、そんなアウェーの中だとしても、捉え方一つで幸福度って変わるもの。それもあの東京生活で身につけた力だと思っています。

同じ枠組みの中での考えは、他の考えを知りえないので比較対象がなく、自動的に幸福度は上がりますが、その枠組みの中に別の新しいもの(お義父さんからみた“東京の男”とか、妻がみた初めての東京とか)が入ってくると、既存のものとどうしても比べてしまいます。そして、考えることをはじめるようになり、隣の芝がやたら青く見えたり、逆に自分の方が正しい、と思ってしまいます。結果、他人を気にして過ごすことがストレスになり幸福度が下がっていく、ということではないかと僕は思っているので、いっそのこと、僕はその枠組みを取っ払いました(笑)ゆるく、すべてを受け止め、水のように接する。とにかく笑っていればいいやと(笑)

夫婦生活で言えば、既存の“自分”というスペースの中に”妻”という(逆も同じ)新しいものが入ることで、それを自分の理想の枠組みにはめ込もうとして、ストレスになってしまいます。自分の理想が100点だとすると、他人をそこから減点方式で見てしまうんですよね。もし僕が、僕の枠組みにこだわりを持ち過ぎていたり、理想が強すぎて他を排除しようとすれば、“マスオさん”としては機能しなくなるでしょう。きっと家庭内戦争が勃発するんでしょう(笑)もしかしたら、東京生活を経ることなく、いきなり福井で、妻の実家に住んでいたら争いが勃発していたかも・・・(汗)。

東京と福井、個人と夫婦、嫁姑、婿、いろんな物事や関係性に挟まれることがあります。生きていれば、いつかはいろんなものに挟まれるものです。でも、どちらが正しいなんてものはなくて、ゆるく、なんとなくというグラデーションの中にいると、グッと幸福度が増すんだということを僕は知りました。見方や捉え方を変えるだけで、新しい発見や気づきを得ることができたり、目の前の環境も良い方向に変えることができたりします。

福井県を出たり戻ってきたり、福井という場所がなにか新しいものに変わろうとしたときや、自分自身が新しい環境に入ったとき、少しだけ視点を変えてみると、その人の感じる幸福度も増していくのかもしれませんね。

僕にとって2年目の福井県が、これからどんな場所になるのか。今からワクワクしています。

(ゆるパブメンバー:千葉司)

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【ゆるパブコラム】福井の若者や学生、公務員、起業家、経営者、研究者などがゆるくつながり活動する一般社団法人ゆるパブリック(略称:ゆるパブ、2015年福井に設立)が、さまざまな視点から福井のまちの「パブリック」に迫ります。ゆるパブメンバーを中心に執筆中。

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