【10年前のきょう・2008年5月28日】東洋、西洋の多様な文化が融合した古代都市・ガンダーラで結実した美術品の至宝を紹介する「ガンダーラ美術とバーミヤン遺跡展」(同展実行委、福井市美術館、福井新聞社、福井放送主催)は二十八日、同美術館で開幕した。日本未公開作を含む石像など約二百点を展示。仏像発祥の地、仏教美術の故郷といわれる地ではぐくまれた美の結晶が、訪れる人を魅了している。

 現在のパキスタン北部に位置し、シルクロードを通じた東西交易の要だったガンダーラ。ギリシャやローマ、イランなどの文化と、インドから伝わった仏教とが結びつき多様な造形を生み出した。会場にはギリシャ彫刻を色濃く反映した石や漆喰製の仏像、釈迦の生涯を説明した石製の仏伝彫刻など、バラエティーに富んだ作品が並ぶ。

関連記事