次々と収穫されるワカメ=25日、福井県越前町左右

 越前海岸一帯でワカメ漁が最盛期を迎えている。福井県越前町の越前岬周辺では「もみわかめ」の原料となる天然ものが次々と収穫され、天日干しの光景が港町を彩っている。

 同町左右では空が白み始めた午前4時半頃から、小型漁船やいかだに乗った約20人が沿岸の岩場へ出漁。船上の漁師たちは、箱眼鏡をのぞきながら長さ2~4メートルの手製道具「鎌ざお」を巧みに使って収穫し、みずみずしいワカメを船いっぱいに積み上げていった。

 漁から戻ると早速、真水で洗って脱水。専用の敷物の上に1枚ずつ丁寧に並べると、港周辺に”ワカメのじゅうたん”が広がった。太陽の光で十分に乾燥させた後、手もみで細かくし、磯の香りが爽やかな「もみわかめ」へと仕上げていく。

 左右漁業組合の作藤保明組合長は「天日干しで仕上げるので、ふわふわと柔らかいのが特徴。白ご飯にかけて味わっていただきたい」と話していた。漁は梅雨入り頃まで続くという。

 
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