史料のくずし字を読み進める田原健子さん。奥はこれまでに書き写したノート=福井県文書館

 田原さんは「剥札」「士族」が終わった後も、松平春嶽の日常を記した「御用日記」など松平文庫の史料の書き写しを続け、これまでに積み上がった大学ノートは200冊を超える。下級藩士の人事が記された「新番格以下」の書き写しも終わっており、県文書館が今後資料集として発刊する予定だ。田原さんは「下級藩士にはバイタリティーがある人がいっぱいいた。偉い人だけで藩が成り立っていたわけではないことを知ってほしい」と喜んでいる。

 福井藩士履歴全6巻には、橋本左内や由利公正ら約千家5千人を掲載している。県文書館や市町の図書館で閲覧でき、希望者には配布する。デジタルデータ化しており、県文書館のホームページから見ることができる。

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