経営方針説明会に臨むソニーの吉田憲一郎社長=22日、東京都港区

 ソニーは22日発表した中期経営計画で、人工知能(AI)や自動運転といったデジタル化に合わせた事業構築を急ぐ考えを表明した。同社の「顔」だったテレビなどハードに固執し、ネット対応で出遅れて低迷を招いた過去の反省が背景にある。テレビやオーディオは高級製品に絞り込む戦略を明確にした。デジタル社会への対応はソニーの将来の浮沈を左右する。

 「インターネットはソニーの経営に深刻な影響を及ぼした。経営の危機感、謙虚さ、長期視点の大切さを感じている」。吉田憲一郎社長は22日の記者会見で、1990年代にネット対応が遅れた反省を口にした。

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