味噌作りワークショップの風景

今日の私たちは抵抗力が落ちているような気がしませんか? やたらとアルコール消毒だとか除菌シートだとか、また私(38歳)の小さい頃は落ちたものも「3秒ルール」とかで食べていましたが、今の親は「汚い!」とかで絶対食べさせません。そんな無菌状態にしたがる日本に私は疑問を感じることがあります。やるなら徹底しないとその除菌に失敗した時にちょっとのばい菌で私たちはひどい目に遭っている気がします。

今回味噌作りワークショップに参加してみて思ったことはめちゃくちゃ重労働だってことです。作り方は単純なのですが、1年分の味噌を作るということは10キロ近い大豆と麹を手作業で混ぜたり、それを手作業でつぶしたり、またそれを手作業で玉にしたりとあまり楽しくない作業の繰り返しでしかも重労働です。それを回避するために昔の人は近所の人や親戚が集まって、少しでも楽しくとおしゃべりなんかしながら作業していたのだと思います。そこで何が起きていたのか。いろんな人の手についた菌がそこで交じり合って味噌に付着して、それを食べることで吸収していろんな菌に対する抵抗力を高めていたのではないかと私は思います。

飽食の時代の日本ですが、今一度、手間暇かけて、日本食の原点に戻ってみると、なにかいいことがあるかもしれません。(筆者:ゆるパブメンバー 横井直人)

 ×  ×  ×

このコラムに対するみなさんのコメントをFacebookで受け付けています。

 ⇒ゆるパブリックの公式サイト

【ゆるパブコラム】福井の若者や学生、公務員、起業家、経営者、研究者などがゆるくつながり活動する一般社団法人ゆるパブリック(略称:ゆるパブ、2015年福井に設立)が、さまざまな視点から福井のまちの「パブリック」に迫ります。ゆるパブメンバーを中心に執筆中。

関連記事