福井県内上場企業2018年3月期連結決算

 一方、19年3月期の予想は各社とも慎重だ。三谷セキサンは五輪特需が終わることや原材料価格、労務費の高騰を見据え、減収と各利益の減益を見込む。サカイオーベックスはエネルギー価格、特に電気料金の上昇による影響を懸念し、利益面は全て減益見通しとした。

 フクビ化学、三谷商事は国内の人口減少、市場の成熟化などで先行きを不安視する。新技術の開発や市場開拓を進める考えで、特に両社とも海外投資に注力する方針だ。

 福井県立大経済学部の廣瀬弘毅准教授は「県内は2月に記録的な大雪があったが、全国的な経済の好調さに支えられ順当な結果になった」と分析する。ただ16日発表の1~3月期の国内総生産(GDP)が9四半期(2年3カ月)ぶりにマイナスに転じたこともあり「経済が今後マイナス局面になると、業種間で差が出てくる可能性がある」と指摘した。

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