福井県内上場企業2018年3月期連結決算

 福井県内上場企業で3月末が決算期の7社(金融機関を除く)=いずれも本社福井市=の2018年3月期決算が出そろい、全社が増収となった。本業のもうけを示す営業利益も全社が増益(田中化学研究所は黒字転換)で、全国的に企業業績が伸びる中、好調な決算となった。ただ先行きについては、人口減少やエネルギー価格の上昇などを踏まえ、楽観視していない。

 コンクリートパイルが主力の三谷セキサンは、20年東京五輪関連の工事によって販売量が増えるなど売上高、営業利益、経常利益、純利益のいずれも過去最高を更新した。福井コンピュータホールディングス(HD)も建築CAD、測量土木CADが共に売り上げを伸ばし、売上高と各利益が全て過去最高となった。

 セーレンは純利益を除いて過去最高を更新した。カーシートなどの車輌資材事業が海外で順調に推移し、エレクトロニクス事業も大きく伸びた。サカイオーベックスは主力事業の染色加工が堅調で、繊維販売も順調だったことから2期ぶりに増収となった。

 フクビ化学工業は3期連続の増収。新設住宅着工戸数の減少を受けて主力の建築資材が売り上げを落としたものの、産業資材が伸びた。三谷商事はセメント、生コンなど建設資材の販売数量が増え、ガソリンスタンドの売り上げも増加し、3期ぶりの増収だった。

 繰り返し充電できる「2次電池」の正極材料が主力の田中化学研究所は、電気自動車(EV)など環境対応車の需要の高まりを背景に営業損益、経常損益が7期ぶりに黒字となった。

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