ハイタッチして勝利を喜ぶ福井ナイン。投打が安定し首位をひた走る=5月18日、福井県営球場

 ルートインBCリーグの福井ミラクルエレファンツが西地区首位を快走している。20試合を終え14勝6敗で勝率は7割。球団初の開幕4連勝で抜け出して以来、一度も首位を明け渡していない。投打ともに例年以上にレベルが高く、安定した戦いぶりを見せている。

 現時点の総得点は141点。試合数の違いはあるが、5月20日時点でリーグ最多をマークする。強力打線が爆発したのは、4月29日の滋賀戦だ。球団新記録の25安打25得点と大暴れ。「集中したら止まらない」と田中雅彦監督は評し、今季の強打ぶりを印象付けた。

 打線を引っ張るのは1番松本友と4番清田亮一。松本はリーグ最多の37安打、清田はリーグ2位の打率4割3分3厘と好調。7番西和哉も打率3割6分4厘と当たっており、上位から下位まで切れ目がない。

 投手陣も安定感が光る。防御率3・22はリーグトップ。浜田俊之、廉都の先発二本柱が計8勝と計算通りの働きをしている。さらに中継ぎも充実し、八回を岩本輝、九回はイム・テフンが抑える勝ちパターンを確立。「2人とも経験豊富。走者を出しても大崩れしない」と福沢卓宏投手コーチは信頼を寄せる。

 序盤こそ大味な展開が多かったが、試合を重ねるごとに逆転や競り勝つ試合も増えている。指揮官は「ベンチを含めた雰囲気が良い。集中すべきところで全員が集中している」と一体感を強調する。

 3年ぶりの前期優勝へ快進撃を続けるが、油断はできない。2位信濃とはゲーム差1・5、3位富山ともゲーム差2と拮抗してきた。2チームとの直接対決は計7試合あり、ここでの勝敗が大きく鍵を握る。今季初の連敗を喫する中、22日は信濃をホームに迎える。ここからが正念場だ。

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