2018年度から1学期の始業日を遅らせたため、例年より余裕をもって引き継ぎ業務を行う教職員=4月、福井県福井市湊小

 教職員の働き方改革に取り組む福井県福井市教育委員会は、具体的な業務削減策をまとめた。各種会議の時間短縮・効率化を中心に、現場の声を細かく拾い上げ反映した内容となっている。「多忙化解消宣言」と銘打ち各校に通知した。

 2017年7月から計6回のワーキング会議を開き、校長や教頭から現場の声を集めた。事務職員の意見も参考にし削減策をまとめ、4月に各校に知らせた。

 校内での会議は1時間半を超えないようにし、会議冒頭に終了時間を宣言する。県教委には研修会開催告知など迅速な文書発送に加え、会議や調査の精選を求めた。また、市教委主催の体験授業の参加を希望制にした。

 PTAを通じ、午後6時以降は緊急時を除き個人的な電話や来校を控えてもらうことや、PTA関連の会議は午後9時までに終えるよう依頼。保護者懇談会についても、できる限り午後5時までに終わらせられるようお願いした。

 このほか県教委が3月につくった教員育成指標を活用して教員としての目標を定めてもらい、意識改革につなげる。

 市教委は17年10月から、午後6時の一斉退勤日を毎週水曜に設け、18年度からは人事異動直後の多忙さに配慮し、1学期の始業日を遅らせるなど、積極的に改革している。市学校教育課の小林真由美課長は「これで終わりではない。各校の状況を踏まえ、さらなる改革に向け広く現場の声を聞いていきたい」と話している。

関連記事
あわせて読みたい