福井県の男性像

 お酒好きの福井県内男性、運動不足でメタボ化―。福井県内の男性でメタボリック症候群が強く疑われる人は32・0%に上り、全国平均を5ポイント上回っていることが、県が4月に公表した2016年度の県民健康・栄養調査結果で明らかになった。5年前の前回調査から7・5ポイント増えた。男性の約2割は、飲酒量が生活習慣病のリスクを高める水準を超えており、メタボ化の一因となっている。

 調査は16年10~11月、県内284世帯823人を対象に実施。1日の食事内容の調査、身体計測や血液検査、生活習慣のアンケートを行った。

 腹囲が男性85センチ、女性90センチ以上で、脂質異常と高血圧、高血糖の3項目のうち二つ以上に該当すると、メタボが強く疑われる。県内男性は40代の16・7%、50代の38・5%、60代の32・4%が該当。最も高い70歳以上は54・2%だった。

 飲酒量は、毎日飲む場合は清酒2合(ビール中瓶2本)の基準を超えると生活習慣病のリスクが高まるとされ、県内男性の19・2%が該当。全国平均より4・6ポイント高かった。前回比では3・6ポイント増えており、腹囲の増加や脂質異常につながったと考えられるという。

 加えて、運動不足の傾向もみられた。一日の平均歩行数は、男性6954歩、女性5881歩で、全国平均をやや下回るレベル。生活習慣病予防の基準とされる8千歩には約1千歩足りず、「今の生活から歩く時間を10分程度増やす」(県健康増進課)のが達成の目安になる。

 一方で、20代では体格指数(BMI)の「やせ」判定が増えた。男性は20・0%(前回比14・4ポイント増)、女性は18・2%(同3・9ポイント増)だった。同課は「理想の体重をやせすぎでイメージしている人が多い」と指摘。朝食を抜いている人の割合が増えており、「特に女性は将来の出産にも影響するので、規則正しい食生活を心掛けてほしい」と呼び掛けている。

 食生活ではこのほか、男女の野菜摂取量が一日272・8グラムで前回より約40グラムの減少。一方、食塩摂取量は9・7グラムで前回比1・2グラム減と改善した。

関連記事