コンビニとスーパーの一体型店舗「ファミリーマート河野北前船主通り店」=5月19日、福井県南越前町河野

 コンビニエンスストア「ファミリーマート」と福井県民生協のスーパー「ハーツ」が一体となった県内初の店舗「ファミリーマート河野北前船主通り店」が5月19日、南越前町河野にオープンした。町民が交流できる多目的スペースや観光案内スペースも設け、買い物の場所としてだけでなく河野地区の“暮らしの拠点施設”として期待される。

 旧河野村にあたる河野地区は人口減少と過疎化が進んで食料品や日用品を購入できる店が減り、住民からコンビニ誘致の要望が寄せられていた。同町は県民生協、ファミリーマート、町商工会河野支部、河野観光協会の5者で2017年5月に地域活性化包括連携協定を結び、開店準備を進めてきた。行政と生協、ファミマが連携した店舗は北陸初で、全国でも2例目。

 売り場面積263平方メートルにファミマ商品約2600点、生鮮食品などのハーツ商品約1200点をそろえた。小さな子どもが遊べる空間や授乳室に加え、24席のイートインスペースも整備。住民の要望を受けたコインランドリーも設けた。観光客の利用も見込み、海を望むテラス席も整備した。営業時間は午前6時から午後11時。

 総事業費は約1億2千万円。県の「新ふるさと創造」推進事業の補助約3800万円を受け、同町が整備した。運営は同町と県民生協など4者が共同出資する株式会社が運営し、ファミマとフランチャイズ契約する。

 この日はオープン前に記念式典が開かれ、岩倉光弘町長や西川一誠知事ら関係者約50人が完成を祝った。早速買い物を楽しんだ同地区の女性(81)は「ほしいものがあると、今までは休日に家族に武生まで車で連れて行ってもらっていた。近くにお店ができると安心」と話していた。

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