東京大での講演内容などを話し合うJK課の女子高生たち=福井県鯖江市役所

 福井県鯖江市内に在住・通学する女子高生たちでつくる鯖江市役所JK課が5月19日、東京大で同課のプロジェクトについて講演する。ワークショップやごみ拾いなどのイベントも企画しており、「秀才集団」との交流を機に同市のPRはもちろん、まちづくりに関する新たなヒントを得ようと準備を進めている。

 JK課は2014年、女性や若者の行政参画を促し、画期的なアイデアを出してもらおうと企画された。これまでにオリジナルスイーツ作りや図書館の自習机の空き状況を知るスマートフォン向けアプリの開発など、高校生ならではの目線で鯖江の魅力づくりに取り組んできた。

 昨年12月、同大大学院経済学研究科・経済学部の松井彰彦教授が、JK課視察のため鯖江を訪れたことがきっかけ。視察の中で、同課メンバーが「東大に行ってみたい」と申し出たところ、松井教授は「面白い企画書なら」と提案。女子高生たちは「鯖江市役所は、教壇に立つ先生のような役割をJK課に与えてくれました。東京大学は私たちJK課を教壇に立たせる勇気がありますか?」などと挑発的な企画書を提出し、今回のプロジェクトが実現した。

 当日はメンバー約10人が訪れ、大学側は松井教授のゼミ生ら約40人が参加予定。女子高生がJK課のこれまでの活動内容について講演した後、松井教授が専門としているゲーム理論に関するワークショップを実施する。難解な学問であるゲーム理論について、ゼミ生がJK課の活動を事例に用いながらチームごとに女子高生に発表・説明するという内容。どのチームが分かりやすく説明したかを競う。JK課仕掛け人の若新雄純さん(慶応大特任准教授)は「JK課メンバーは、説明に対し分からなければはっきり分からないと言うだろうし、東大生をイライラさせると思う。ワークショップは盛り上がるだろう」と期待する。

 講演やワークショップの終了後は、JK課の発案で市内で展開しているごみ拾いイベント「ピカピカプラン」を同大周辺で実施。拾ったごみの量を競いながら学生と交流する。食事会も予定している。女子高生たちは「せっかくの機会なので多くのことを吸収したい」と話している。

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