汗ばむ陽気の中、茶の新芽を摘み取る児童=5月16日、福井県越前市味真野町

 福井県越前市味真野小の児童が5月16日、同校近くの農園で茶摘みを体験した。盛夏を思わせる日差しに輝く新芽を、額に汗をにじませながら丁寧に摘み取った。

 味真野地区は昭和初期まで製茶業で栄えたが、その後衰退し、生産農家は中野博美さん(69)が唯一となっている。地元の産業に親しもうと、同校では50年以上茶摘み体験を続けている。

 全学年約240人が上級生と下級生の2人1組に分かれ、無農薬栽培されている中野さんの茶畑で作業。若草色の柔らかい茶葉を見つけると、2、3枚ずつ丁寧に摘んだ。日陰はなく「暑い」と漏らす児童もいたが、水分補給しながら計23・8キロを収穫した。

 1年生の白嵜優里さんは「早くお茶にして飲みたいな」と汗を拭い、6年生の吉田陽君は「最後の茶摘みだと思うと、これまでの5回よりももっと楽しかった」と話していた。茶葉は中野さんが加工し、新茶として児童が味わう。

 
 
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