「1本止めれば、試合の流れを変えることができる」。シューターとの駆け引きに集中する家城千香=4月17日、福井県福井市灯明寺中体育館

 「今、ハンドボールがすごく楽しい」。福井市内の成年女子チーム「JJギャング」のGK家城千香(灯明寺中教)は幸せをかみしめている。気心の知れた地元の仲間とプレー。新加入選手たちもすっかり解け込み、結束が強くなっていくにつれて家城の気持ちも高まっていく。元日本代表の石立真悠子らが作るハードな練習メニューも笑顔で乗り切れるほど、「楽しい」が目標へ突き進む力の源泉だ。

 GKは元日本代表で経験豊富な毛利久美、ノーマークシュート阻止を得意とする重久佳穂もいる。三者三様の強みがあり、状況に応じて交代でゴールを守る。

 先発を任されることが多い。「(2人に)任せるつもりはない。自分がこのチームを勝利に導く」と、ライバル心をのぞかせる一方で「私が思い切りいけるのは2人がいるおかげ」ときっぱり。遠慮なく互いに課題を指摘し合い、好守をみせれば自分のプレー以上に喜び合う。切磋琢磨(せっさたくま)し高め合う関係だ。

 競技人生は明倫中で始まった。近所の2歳年上の先輩に憧れたのがきっかけ。当初は無人のゴールにシュート練習する毎日。それに飽きて「遊び感覚」でゴールを守ってみたら面白かった。「一本(シュートを)止めれば、試合の流れをがらりと変えることができる。(苦しい展開でも)私が流れを変えてみせる」。試合を“支配”できる快感がGKにはある。

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