【論説】福井国体の天皇杯獲得(男女総合優勝)に向けた戦力補強がほぼ終了した。成年、少年の強化指定選手は総勢約1400人となり、国体では845人(冬季国体含む)の出場を見込む。今後はチームワークの向上や対戦が予想される強豪の戦力分析を進める。サポート面の一層の充実を図っていきたい。

 福井県競技力向上対策課によると、国体への土台となる強化指定選手は成年670人、少年753人。実際に出場するのは成年456人、少年389人となる。愛媛国体の出場は成年317人、少年249人の計566人だった。福井国体はこれより279人多く、全国屈指の大選手団だ。

 福井国体に向け「チームふくい」に新たに加わったのは、県が行っている有望選手のU・Iターン就職支援制度「スポジョブふくい」の活用で234人、主に県外有力選手を県スポーツ協会所属として登録する「選手兼特別強化コーチ」106人、出身中高が県内で、県外在住の「ふるさと選手」が166人。このほか県外から呼び入れた高校生ら165人がおり、総勢671人となる。

 ここ1、2年で全国レベルの大会に、聞き慣れない名前の福井県勢選手が増えた。その多くが選手兼特別強化コーチだ。補強に対する是非はあるだろうが、これらの選手が確実に上位に入れば、天皇杯獲得が近づく。また、この手法を取っているのは福井だけではない。昨年、天皇杯2位だった愛媛をはじめ過去の開催県も同じような陣容で臨んでいる。開催地の名に懸けて全力で天皇杯を奪いにいく姿勢を見せる。

 福井県競技力向上対策本部委員会では、総仕上げとして本番を想定した戦術強化や、選手にぎりぎりまで経験を積ませ、自信をつけさせることなどを確認した。5、7月、夏休みなど節目ごとに各競技団体の達成状況を再確認。特に少年は7、8月の全国高校総体が最大の力試しとなる。

 ほかにもケアトレーナー、スーパーアドバイザーとの綿密な連携で、けがを予防したり、戦略を打ち立てたりと、幾重にもわたって支援する狙いだ。

 具体的な目標としては、13競技で競技別天皇杯を獲得。昨年の愛媛国体はボート、ホッケーの2競技だったことを考えると、かなり高いハードルとなる。またサッカーやバスケットボール、ソフトテニスなど愛媛で13あった競技得点0をなくすとしている。

 チームふくいは出来上がった。選手はこれ以上ない陣容といっていい。国体にピークを持って行けるよう、きめ細かな計画を立てることが必要だ。これからの過ごし方が、勝敗を左右するといっても過言ではない。
 

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