大飯原発4号機の中央制御室内のライブ映像が流れるモニター画面=5月11日、福井県高浜町水明の関電原子力研修センター

 関西電力は5月11日午後5時、9日に再稼働した大飯原発4号機(加圧水型軽水炉、出力118万キロワット)=福井県おおい町=で約4年8カ月ぶりに発電・送電を開始した。県内では高浜3、4号機(高浜町)と大飯3号機が営業運転しており、約6年半ぶりに関電の原発4基が関西地域に電気を供給し始めた。14日には、出力100%でフル稼働する予定。原子力規制庁の最終試験を受けて6月上旬に営業運転に移行する見通し。

 大飯4号機は10日夕、原子炉の出力を上昇させる作業中に、蒸気発生器の水位低下を示す警報が鳴った。作業を一時中断したが調査の結果、問題がないとして11日深夜から出力を上げていった。

 同日午前8時27分にタービンを起動し、動作確認を行った。高浜町水明の関電原子力研修センターでは、中央制御室内の様子を映したライブ映像が報道関係者に公開された。

 規制庁の保安検査官らが見守る中、運転員が午後5時ちょうどにボタンを押し、送電設備と発電機の電圧、周波数を合わせる自動装置を起動させた。約1分後、「4号発電機、並列しました」とのアナウンスが発電所内に流れ、中央制御室内の電光掲示板の表示が「発電機停止中」から「出力5万kW」に切り替わった。

 14日夜に電気出力を100%にし、原子炉で発生する熱出力を上昇させて定格熱出力一定運転(定熱運転)へ移行する。大飯4号機が電気出力100%になった場合、一般家庭約350万世帯分が上乗せされることになる。

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