福井県あわら市温泉4丁目の老舗旅館「べにや」が全焼した火災で、同旅館の故奥村兼造前社長と親交が深かった俳優の石原裕次郎さんが設立した「石原プロモーション」の役員が5月11日、同旅館を見舞いに訪れた。

 石原プロの浅野謙治郎取締役ら2人が午後2時すぎ、奥村隆司社長宅を訪問。石原まき子会長のほか、同社の俳優の渡哲也さん、神田正輝さん、舘ひろしさんらからの見舞金を奥村社長に手渡した。

 浅野取締役は、渡さんらの「体に気を付けて、再建に向けて頑張ってほしい」などとするメッセージを伝えた。渡さんらも出席した1984年のべにや100周年記念行事の様子を収めたDVDも贈った。奥村社長は感謝の言葉を述べ「何とか再建したい」と答えていた。

 浅野取締役は「石原裕次郎が生きていたら『一日も早く再建しろよ』と言っていたはず。べにやさんには頑張ってほしい」と語った。

 芦原温泉旅館協同組合やあわら市観光協会、近隣の旅館には県内外から続々と見舞金が届いているという。11日午後に娘2人と見舞いに訪れた同市の新野真規子さん(55)は「本当に癒やしの空間だった。一日も早く再建されることを願っています」と話していた。

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