はしか(麻疹)のポイント

 ◇母子手帳で確認を

 特効薬はなく、解熱剤やせき止めなどで対応し、体の回復を待つしかない。市販のマスクでは完全に防げず、唯一の予防法はワクチン接種だ。

 福井県立病院(福井市)の感染症指導医、小嶋徹・呼吸器内科科長は「現在、ワクチンの定期接種は2回が基本だが、77~90年生まれは1回のみだったため、この世代が感染しやすい」と説く。

 1回だけの接種の免疫獲得率は約95%。2回受けることで、1回目に免疫のつかなかった人の多くに免疫がつく。1回だけの場合、年数の経過とともに免疫力が低下することもあるという。実際、沖縄や愛知の感染者は20~40代の子育て世代が約8割を占める。なお、50代以上は定期接種の機会はなかったが、子どもの時に感染し、免疫を持っている人が多い。

 ワクチンは、はしか単独のワクチンと、はしか・風疹混合ワクチンがある。接種費用は同病院の場合、単独ワクチン約7200円、混合ワクチン約1万円。妊婦は接種できない。小嶋科長は「母子手帳などで接種歴を確認し、積極的にワクチンを接種し予防してほしい」と呼び掛けている。

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