押収された逃走に使ったとみられる車=5月9日午前10時半ごろ、福井県警福井署

 福井県福井市内のガソリンスタンドで女性従業員が男に脅され、金庫内の現金約340万円を奪われた事件で、県警福井署と県警捜査1課、機動捜査隊は5月9日、強盗の疑いで福井市生まれの住所不詳、自称設備業の細田浩朗容疑者(34)を逮捕した。同署によると「今は何も話したくありません」と認否を留保している。

 事件発生からちょうど5日後の9日早朝、潜伏していた福井市内のホテルから出てきた細田浩朗容疑者(34)に捜査員が声を掛け、逮捕した。市街地のガソリンスタンドを狙った強盗事件は、現場周辺の店舗などに設置された防犯カメラから不審車両を割り出したことが早期逮捕につながった。被害に遭ったGSの関係者は「とにかく捕まって良かった。ほっとしている」と話していた。

 県警は4日早朝の事件発生後、聞き込み捜査や早朝の検問を連日行い、提供してもらった防犯カメラやドライブレコーダーの映像を丹念に解析。事件発生前に周辺を巡回するなど不審な動きをする同容疑者の車が映っていたという。押収された車の中には、捜査状況を報じる事件後の新聞朝刊もあった。

 不審車両が捜査線上に浮上したのは発生から2~3日後。県警は8日に容疑者を特定し、9日の逮捕に踏み切った。福井署によると逮捕時の服装は上着、ズボン、靴ともに防犯カメラに映っていた犯行時のものとは異なっていた。

 県警は9日、細田容疑者の実家や押収した車など3カ所を家宅捜索し、裏付け捜査を進めている。

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