中日―ヤクルト 7回ヤクルト無死、中村悠平が左前打を放つ=福井県営球場

 「自分の中では特別な一戦」。地元福井の試合に懸ける思いが一打に表れた。「8番・捕手」で先発出場したヤクルトの中村悠平(福井商業高出身)が七回、反撃の口火となる左前打。試合前に「一日1本打つ」と言った通り、意地を見せた。

 2016年8月の巨人戦以来、2季ぶりの地元戦。打席に入るたびに地元ファンの大声援と拍手が起き、「特別な緊張」(中村)を力に変えた。

 見せ場は2点を追う七回。先頭打者としてカウント1―1からの直球を痛烈なライナーで左前に放ち、敵失も絡んで二塁に進んだ。前回の地元戦は無安打だっただけに「素直にうれしかった」。

 その後1死一、二塁となり、川端慎吾の右前打で中村がホームイン。2死後、バレンティンの逆転3ランが飛び出した。

 プロ10年目の27歳。今季は選手会長と主将の重責を担う。チームは最下位に低迷。個人としても打率2割を切り、攻守に責任を感じていた。

 試合は八回に追いつかれ、6―6で延長十回途中降雨コールド。「まだ5月。個人もチームも浮上していければ」。高校時代に甲子園出場を決めた思い出の地。この引き分けを、浮上のきっかけにしたいところだ。

  ×  ×  ×

 プロ野球の中日―ヤクルトが5月8日、福井県福井市の福井県営球場で行われた。

関連記事
あわせて読みたい