消防庁の職員と福井県警あわら署などが合同で行った火災現場の実況見分=5月7日午前10時25分ごろ、福井県あわら市温泉4丁目

 5月5日の火事で3棟が全焼した老舗旅館「べにや」(福井県あわら市)の故奥村兼造前社長と故石原裕次郎さんが生前、深い親交があったことから、石原さんが設立した「石原プロモーション」(東京都調布市)は7日、近くお見舞いのためあわら市を訪れる意向を示した。

 石原さんは生前、べにやを20回以上訪れ、県内でのゴルフなどを楽しんだ。亡くなる8カ月前も、リハビリを兼ね約1カ月滞在したという。

 同社の浅野謙治郎取締役は「石原裕次郎はもちろん、石原プロ全体がべにやさんにお世話になった。すぐに伺いたいところだが、べにやさんも大変な時期だろうし一段落するのを待って訪れたい」と話した。

 同社の石原まき子会長と所属する俳優渡哲也さんの代理として、浅野取締役が訪れる予定。同取締役は「建物が国登録有形文化財になったと聞いていただけにただただ残念。一日も早い再建を願っている」と述べた。石原さんがべにやの浴場でくつろいでいる写真など“お宝”の一部が被害を免れたことについては「本当によかった」と語った。

 一方、べにやなど14軒が加盟する芦原温泉旅館協同組合は7日、伊藤和幸理事長ら役員が集まり、今後の対応を協議した。同組合は「べにやさんの申し出があれば、従業員の受け入れなど全面協力したい」と語った。

関連記事
あわせて読みたい