強盗事件が起きたガソリンスタンドを調べる捜査員。建物(右奥)の2階が被害に遭った事務所=5月4日午前7時20分ごろ、福井県福井市大宮2丁目

 早朝の強盗事件は、開店直前のセルフサービス方式のガソリンスタンド(GS)=福井県福井市大宮2丁目=で発生。準備中の従業員が1人でいるところを狙われたとみられる。大型連休中のため売上金が金融機関に集金されていなかったことから被害が拡大した。

 被害にあったGSの従業員によると、奪われたのは2日間分の売り上げ。5月2日午後が最後の集金だったため、同日夜までと3日終日分の売り上げが残っていた。

 同店では、日中の従業員は2人だが、利用客が少ない早朝と深夜は1人体制だった。夜間は給油機の自動精算機から現金を金庫に入れており、事件当時、従業員は1人で釣り銭用の現金を精算機に入れる準備をしていた。

 早朝、深夜の1人体制の営業をめぐっては、福井県内でもコンビニや牛丼店が強盗被害に遭う事件が起きている。これまでも危険性が指摘されていたが「客が少なく人手も不足しているため」(別系列のGS)、同様の体制を余儀なくされているGSは多いという。

 犯人はマスクを着用し、頭にはタオルを巻き、包丁のようなものを用意していたことから計画性もうかがえる。福井市内のあるGS従業員は「どこのGSも同じようなところが多い。GS勤務経験者か内情に詳しい者ではないか」と指摘した。

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