春の日差しを浴びて、斜面にすくすくと伸びるゼンマイ=4月30日、福井県福井市南宮地町

 福井県内各地の山あいで、春の山菜採りが真っ盛り。旬の山の幸を求め、多くの人が訪れている。

 同県大野市の山内正男さん(72)ら愛好家4人は4月30日、福井市に住む知人の案内で同市南宮地町の山に分け入った。心地よい風を受けながら、集落から400メートルほど登ると、ゼンマイがちらほら。今年は豪雪により生育が心配されたが、4月以降、好天が続いたことでぐんぐんと伸び、例年より10日ほど収穫のピークが早まっているという。

 綿帽子をかぶった長さ約20センチの食べごろのゼンマイは少なく「来るのがちょっと遅かったかな」と苦笑いの山内さん。「でも、仲間としゃべりながら山を登るのは楽しいね。広い山でワラビやゼンマイにひょっこり出合えるとうれしくて、腰の痛さも忘れるよ」と笑顔を見せていた。

 採れたゼンマイは湯がいて、2~3日干して保存。正月や祭りなど大勢の人が集まるときに白あえなどにして振る舞うという。

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