子どものいる共働き世帯の家事関連時間(福井県)

 総務省の2016年社会生活基本調査(生活時間編)で、子どものいる福井県内の共働き世帯では夫の家事や育児に費やす時間が、わずかだが増加傾向にあることが分かった。県は「夫にも家事への意識が根付きだした」と「イクメン」の広がりを歓迎する。ただ、妻の家事関連時間は、いまだ夫より3時間以上長いのが現状。夫婦間の格差を解消する対策が求められる。

 同調査によると、子育て世代の県内の共働き世帯で夫と妻の生活時間は、前回11年の調査時に比べて夫の家事関連時間が6分増の38分となり、自由時間が16分減の3時間54分となった。

 県はこれまで、男性に家事や育児への参加を促そうと、クイズ形式で家事の基本的な内容を学ぶ検定事業や父子での料理教室を企画。「これらの施策の成果も反映されたのではないか」と県政策統計・情報課は分析する。

 一方、妻の家事関連時間は11年調査から20分減ったものの4時間15分と、夫に比べて3時間37分長い。仕事時間は夫が妻よりも2時間37分長いものの、仕事時間の差以上に家事関連時間の差が大きいのが現状だ。

 対策として、男女共同参画社会づくりに取り組む県女性活躍推進課は「(家事関連時間の)夫婦間の差をなくすのには限界があり、大事なのは妻の家事への負担感の軽減だろう。夫婦で一緒に楽しんで家事をする気風づくりをしていきたい」とする。17年度には「『共家事』キャンペーン」を実施。民間のスーパーなどと協力し、夫婦対象の料理教室を開いたり、夫婦で来店した人たちに特典サービスを提供したりしている。

関連記事