転車台(右上)など設置後の福井県敦賀市金ケ崎周辺エリアの将来イメージ図(敦賀市提供)

 福井県敦賀市の金ケ崎周辺の集客施設整備に向けた計画策定委員会の第5回会合が4月26日、市防災センターで開かれ、人道の港敦賀ムゼウムの機能を移転拡充する昭和初期の復元4棟や、転車台を設置しSL(蒸気機関車)を走らせるイメージ図が提示された。福井県は、SLは客車に乗客を乗せることを想定し走行距離は復元4棟までの約330メートルの区間が適切との調査結果を示した。

 県はJR敦賀駅構内にあった転車台を保存し、金ケ崎周辺での活用可能性の調査を進めてきた。調査結果によると、整備検討エリアはJR貨物の用地が大半で、約3万4千平方メートル。休線となっている敦賀港線の一部を利用し、旧敦賀港駅から西側の復元4棟まで330メートルを往復する。

 動力源は周辺に設置する太陽光パネルの電気で圧縮空気をつくり、時速5キロ程度を想定。SLの車両は、市内の本町第3公園に展示されている「C58」も候補の一つとして検討している。

 県と市は本年度からJR貨物と用地協議に入り、2020年度に整備工事に着手し、23年春の北陸新幹線敦賀開業までには供用開始したい考え。県の担当者は「JR貨物と協議がまとまるかなど課題は多方面にある。運営面は市と今後調整したい」と説明した。

 このほか会合では、市が本年度購入する気動車「キハ28形」の展示候補地に敦賀鉄道資料館近くなどの3案を提示。復元4棟の観光客用駐車場として、予定地の南東側にある県有地約3千平方メートルで市が整備に着手したと報告した。乗用車100台分程度のスペースを確保する予定。

 5月予定の次回会合で整備基本計画をまとめる。

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