子宮のつくりと不妊症の原因

 不妊症と診断された場合、排卵日を調べる「タイミング法」から治療を始める。その後、2人の体の状態に合わせて、精子を子宮に入れる「人工授精」、卵子を体から取りだして精子を振りかける「体外受精」、動きの悪い精子を卵子の中に入れる「顕微授精」などを行う。女性に排卵障害がある場合は排卵を促す治療も組み合わせる。

 体外受精や顕微授精では、女性は毎日の注射によって卵子を複数育て、卵巣に針を刺して採卵する必要がある。タイミングが重要で、急に仕事を休まざるを得ないこともある。折坂さんは「治療には職場の理解が不可欠」とする。

 また、子どもがすでに1人いるが、2人目ができない「2人目不妊」もある。「子どもが1人いるなら無理をしなくてもいいじゃない」などと家族や勤務先に言われたり、上の子の預け先がなかったりして治療に通いづらいことがあると折坂さんは指摘。「子どもを望んでいる人たちは、できないことでとても傷ついている。本人たちから話さない限り、家族や周りの人は『子どもはできないのか』などとは言わないでおいて」と訴える。「妊娠・出産がうまくいくのは、実はすごく確率の低いこと。周りはぐっとこらえて見守ってほしい」

 =福井新聞の子育て紙面「はぐカフェ」は毎週月曜に掲載中!

関連記事