本年度から福井県警あわら署芦原交番に勤務する3人。左から瀬尾理紗巡査部長、毛利仁美巡査長、加藤恵梨佳巡査長=福井県あわら市舟津3丁目

 福井県警あわら署芦原交番(福井県あわら市)に女性警察官3人が本年度から勤務している。捜査や職務質問など腕利きの3人は「これまでの職務で培った技能を生かし、温泉街独特の犯罪やトラブル抑止の一助になりたい」と意気込んでいる。

 3人は瀬尾理紗巡査部長(31)、毛利仁美巡査長(28)、加藤恵梨佳巡査長(24)。いずれも今年3月の本年度異動で配属された。6人体制の芦原交番は昨年度まで女性警察官は1人だった。

 瀬尾巡査部長は福井署生活安全課で少年犯罪の捜査や非行防止活動に従事。取り調べでは少年の心を開かせてきた。毛利巡査長は、鯖江署刑事課や機動捜査隊で捜査に当たった。初動捜査の豊富な経験があり、性犯罪被害者にも寄り添ってきた。加藤巡査長は自動車警ら隊からの異動。同隊時代は不審な車を呼び止め、職務質問で車内から凶器を見つけるなどの実績を持つ。これらの経験と技能に加え、瀬尾巡査部長は柔道初段、毛利、加藤両巡査長はともに剣道初段と頼もしい。

 あわら署によると、温泉街では深夜に帰宅する旅館従業員や飲食店の女性が多く、犯罪に巻き込まれる可能性もあるという。谷崎哲志署長は「3人とも捜査や職務質問の技能が優れており、犯罪の芽を摘み取ってくれると思う。女性の視点を生かした活動で、より親しまれる交番になることも期待している」と話す。

 あわら温泉女将の会の山口由紀会長は「女性警察官が増え、しかも実力派とあって私たち女性にとって頼もしい限り。温泉街で働く女性や住民を守ってくれると信じている」と期待している。

 3人の勤務シフトは異なっており、常時3人のうちの誰かが勤務している。瀬尾巡査部長は「これまでの経験を生かし、安全・安心なあわら温泉になるよう頑張りたい。気軽に交番に立ち寄って悩みなども打ち明けてほしい」と話している。
 

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