7―0で福井高専に勝利し笑顔を見せる金津ナイン=福井県営球場

 【第140回北信越地区高校野球福井県大会2回戦・金津7―0福井高専】

 昨秋の県大会覇者、金津が好発進した。強打、逆転のイメージが強いが、投打にそつのない試合巧者ぶりを発揮。昨秋延長で辛勝した福井高専を七回コールドで退け、斉藤滋監督は「プレッシャーがかかる中で受けに回らず、秋よりもいいゲーム内容だった」と納得の表情を浮かべた。

 二回は敵失につけ込んだ。石丸結大がエンドランを決め、1死一、三塁。中橋朋希のプッシュバントが相手投手の本塁悪送球を誘い先制すると、続く山川真がしぶとく右前打、前川郷は初球スクイズであっという間にこの回3点を先取した。

 三回の適時三塁打など3安打3打点の石丸は「状況に応じて右方向に打ってつないだり、引っ張ったりできた。夏勝つにはここというときの1本、1点が大事になる」とチームの共通意識を強調した。

 投げては斉川隼大が散発5安打に抑え、7回を零封した。体重が6キロほど増え、昨秋苦しんだ制球が安定。「変化球でストライクが取れた」と自信をつかんだ様子だった。

 選抜大会は21世紀枠での甲子園初出場こそ逃したが、冬は悔しさをバネに課題を意識して練習を積んだ。「昨秋はチームが完成していないのに優勝できた。まだまだ強くなる」と斉藤監督。投打に成長の春を迎えている。

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