北陸電力連結決算

 北陸電力の2018年3月期連結決算は、燃料費調整額などの増加で売上高は増えたものの、設備修繕費の増大などにより、純損益は連結決算を開始した1995年3月期以降で初の2年連続赤字となった。厳しい収支状況を踏まえ、期末配当は中間に引き続き無配とした。通期無配となるのは初めて。

 前期に比べ、高稼働・高経年設備の修繕費が約60億円増えた。大型石炭火力発電所の稼働が減り石油火力発電所の稼働が増えたことで、燃料費も約40億円増加した。一方、渇水だった前期に比べ豊水だったため、コストが低い水力発電量が20%伸びて約70億円の収支改善となった。グループ会社の利益が上がったことなどもあり、営業利益、経常利益は増益となった。

 単体では経常損益が56億3千万円の赤字(前期は32億5600万円の赤字)、純損益が41億9500万円の赤字(同18億4800万円の赤字)となり、赤字幅が拡大した。

 2019年3月期は、総販売電力量の予想を18年3月期並みの315億キロワット時程度とした。18年4月から一部の顧客の電気料金を引き上げたことで200億円程度の増収を見込み、連結の売上高予想は5・7%増の6300億円程度とした。利益面と配当については、運転停止中の志賀原発(石川県志賀町)の再稼働時期が見通せないことなどから未定とした。

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