クマの出没予測などが報告された対策連絡協議会=4月26日、福井県勝山市役所

 クマに襲われる被害を防ごうと、福井県勝山市の熊対策連絡協議会が4月26日、同市役所で開かれた。今年は4年に1度の山の木の実が実らない年に当たり、関係者から「秋以降、クマの大量出没につながる恐れがある」と警戒を呼び掛ける報告があった。

 同市によると、昨年度の市内のクマ出没件数は8件で人身被害はなく県内自治体の中でも少なかった。奥越地方の出没件数では2014年度が334件と突出して多く、以降は30件前後と低く推移している。

 クマのエサとなるブナ、ミズナラ、クヌギの木の実はそれぞれの周期で不作の年があり、4年ごとに一致するとされる。同協議会事務局の市林業振興課によると、06年度、10年度にも県内でクマが大量出没しており「木の実の不作年とクマの大量出没年は重なっている」との認識だ。

 大量出没した14年度から4年が経過し、会合では県猟友会勝山支部から「今秋は、かなりクマが出没するのではないか」との見解が出された。事務局からは「木の実の付き具合が8月の調査で分かる。クマの大量出没があるのか予想できる」との報告があった。

 これから山菜採りのシーズンを迎え、出席者からは鈴などのクマよけについて「音で逃げるクマとその場に隠れるクマは半々の割合でいる。音を鳴らしているからといって安心するのは危険」との指摘もあった。

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