子どもにガチャガチャをせびられて…

 こんにちは!ゆるパブメンバーのやっさんこと、安田昌平です。僕には、小学生の子供が二人います。週末は「どこか連れてけ」攻撃が発動し、冬の時期は行けるところも限られ、大型ショッピングセンターに連れて行くのです。すると今度は「なんか買って」攻撃が始まるというお決まりの流れ。この「なんか買って」攻撃は物分かりの良い小3の姉は自重するようになったのですが、小1の息子は我慢を知りません。「ガチャガチャしたいーー!」「おもちゃ買ってーー!」

 しかし、ある日曜日その攻撃を受けて打ちひしがれているとき、僕の目にふと留まった一枚のポスターがありました。「最低賃金、確認した?」と俳優の遠藤憲一さんが凄んでいるやつです。そこには福井県の最低賃金は「778円」とありました。

 息子に目を戻すと、彼は1個400円のガチャガチャをせびって来ます。そのとき、改めて思ったのです。彼の希望を叶えるには、高校生がハンバーガーショップで30分ほど働かないといけないのだな、と。極めて当然の事実ですが、当然すぎて見過ごしていた事実でした。ただ小1の彼は、その事実を全く理解していません。

 ■「労働」の対価としての「お金」

 買ってクレクレ攻撃をする小1の息子を見ていて、その先行きに不安を覚えたのです。「なんとかしなければ!」。なぜなら僕自身、お金の使い方が下手で失敗して来たなぁと感じているからです。それは大学生の時でした。家庭教師のアルバイトをするため大手家庭教師斡旋業者に登録しました。その登録証になぜかクレジット機能が付随していました。クレジットカードなんて会社員とか定職についている人しか持てないと思っていました。だから「え?なんで学生の僕が?」と疑問に思ったのです。

 後日、お気に入りの洋服がセールになっているのに気がついた僕は、初めてクレジットカードを使います。「半額になっているし、バイト頑張れば支払いできるだろう」とついつい安直な気持ちで。恐る恐るレジでカードを差し出すと「ピッ」っと決済できてしまいました。「えーーー!こんなので買い物出来ちゃうんだーーー!」と新鮮な驚き。こうなるとなんだか急にお金持ちになった気分になってしまい、調子に乗って使ってしまいます。そして訪れる支払日・・・。「お金ないよー!・・・なになに?『リボ払い』?」そして、大手家庭教師斡旋業者の「奸計」にまんまとハマり、借金を背負わせバイトから抜けられなくするのです!イヤイヤ「罠」などというものはなくって、お金の使い方、経験値が圧倒的に低かったために招いた事態でした。

 それは言わば「無菌室育ち」で学校の勉強ばっかりの「頭でっかち」な人間が、往々に陥る落とし穴なんだろうと、今になって思い返します。「お金の教養」が何も備わっていなかったのです。

 僕の教わった「お金」に関することといえば、「貯金しなさい」と親に言われたくらい。お年玉は預けなさい、お小遣いは上手に使いなさいとか。「上手な使い方って?」と聞くと「何かの時のために貯金しなさい」でした。でも子供に「何かの時」って言っても分からないものです。不十分なんですよね。なぜ貯金をしなくてはいけないか?上手なお金の使い方って具体的に何なのか?

 こんな時代に子供達には「上手」なお金の使い方、「お金」に使われるのではなく「お金」を使いこなす方法を学んで欲しいのです。貯金は良いことで借金は悪いことなのか?商品の価値の妥当性とは?「金融」とはなんのことなのか?株式とは?債券とは?仮想通貨とは?税金とは? 

関連記事