第140回北信越地区高校野球福井県大会1回戦・福井高専―武生 4回裏福井高専2死一、二塁、辻岡理仁が左翼線に適時二塁打を放つ=福井県福井市の福井県営球場

 【第140回北信越地区高校野球福井県大会1回戦・福井高専8―4武生】

 冬場に鍛えた打力が花開いた。昨夏の福井大会で8強入りした福井高専が春の開幕試合で12安打、8得点。11季ぶりに初戦を突破し、辻野和彦監督は「苦しいところで上位打線が打ってくれた。下位もよくつないだ」とうなずいた。

 昨夏の主力が多く残り、経験は豊富。序盤先行しながらエース服部雅大が制球に苦しみ、2度追いつかれる嫌な展開だったが、焦りはなかった。

 3―3の四回2死一、二塁で打席は辻野監督が「頼りになる」と言う3番辻岡理仁。変化球をとらえ、左翼線二塁打で2点を勝ち越し、試合の流れを一打で引き戻した。昨夏8強の主力は先制打を含む3安打3打点。「チャンスに打ちたいと思っていた。夏の経験が大きい」と胸を張った。

 練習場所が限られる冬はチームとして素振りやティー打撃などを地道に繰り返した。自主的に筋力トレーニングを積み、この試合で各打者の打球は逆方向にも伸びた。

 一つ勝っても満足しないのが今の福井高専。2回戦は第1シード金津にぶつかる。昨秋1回戦で延長十回、3―4で惜敗した因縁の相手だけに「リベンジしたい」と辻野監督。ナインの思いも一つだ。

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