不登校から立ち直り、現在はキャンピングカーで全国の森を巡りコンサートを開いている山田証さん=3月、千葉県千葉市

 2年前にインターネットのクラウドファンディングで、「全国の森を巡ってコンサートをするため、キャンピングカーが必要なんです」と寄付を募り、85万円を集めた。中古のキャンピングカーを買い、年間50~60回ほど森を巡ってコンサートを開いて生計を立てている。

 参加者10~20人と森を散策し「森林インストラクター」として樹木や生き物を解説しながら5曲ほど披露するスタイルだ。

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 キャンピングカー生活の収入は不安定で、社会的地位もなかった。この先どうなるか分からない状態で突き進んできた。今は固定ファンもでき、「自分一人で決めた道だから頑張れる。そう簡単にのたれ死にしないことは僕自身が実証した。何とかなるんです」と笑い飛ばす。

 不登校の経験以降、世間からみると変わった生き方を続けてきたと、山田さんは思う。「まともに生きてきた学校の先生たちには理解してもらいにくい」が、結果的に今は幸せ。誰かのために進路を選ぶのではなく、好きなことをして生きているという自負が大事だと感じている。

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