社民党福井県連合の定期大会でガンバロー三唱する出席者。他党との合流に関して議論が交わされた=福井県福井市のアオッサ

 ■民進、希望は淡々

 民進の大塚耕平代表は「新しい民主党」構想として民進出身者の合流を呼びかけており、まずは民進、希望の合流が取りざたされている。

 民進福井県連の山本正雄代表はかねて「民進を中心に野党の再構築を」と訴えており、本部の方針と一致している。「民進、希望の合流は実質的に何も変わらない」と、民進県連関係者は淡々と受け止めている。

 希望の党の斉木武志衆院議員(比例北陸信越)は県内で希望の支部をつくらず活動してきており、「政権交代のため名を捨て実を取るとした昨年の衆院選以来の方針がようやく実現する。新党に参加し、中心となって働きたい」と合流に前向きだ。

 ただ、立民は民進との合流に否定的な立場を貫いている。合流となれば立民支持者の離脱は避けられず、民進支持者の一人は「自分の地盤と本部の意向とで板挟みになる議員は少なからずいる」と指摘した。

 旧総評系労組出身の60代男性は「立民・社民が合流すれば旧社会党的、民進・希望では旧民社党的な勢力ができる」と解説する。その上で「2者があった方が有権者に選択肢を示しやすいし、互いに切磋琢磨(せっさたくま)して地力をためれば、その先に大同団結の芽が出てくるだろう」と見通す。斉木氏も「衆院選の感情的なしこりはあるが、立民と政策の違いはそう大きくない。旧民社、旧社会勢力が合流し民主党ができたような経過を、時間をかけながらでもたどっていく方がいい」と、団結の必要性を訴えた。

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