地震や津波への警戒を訴える岡本拓夫教授=4月15日、福井市総合ボランティアセンター

 福井高専の岡本拓夫教授(地震学)が4月15日、福井県福井市のハピリン内にある市総合ボランティアセンターで講演した。市内の防災士ら約20人に対し、福井は地殻活動が活発な地域であるとし「地震を見くびらないでほしい。地震の複合災害として、市内では特に津波に気を付けなくてはならない」と警戒を訴えた。

 自身が顧問を務める「福井市防災士の会」の総会で行われた基調講演で講師を務めた。福井県の地形の特徴として「リアス海岸であるということは、地殻活動が激しい」などと強調。さらに福井県沖の断層が動いた場合、地震発生から10分程度で越前海岸に津波が押し寄せる危険性があることを説明し「海岸沿いの人はすぐ逃げないといけない。そうした地域の学校へアドバイザーとして出向くときには、指導をお願いしたい」と呼び掛けた。

 このほか、市北西部では液状化現象が起きる可能性も指摘。福井、石川両県にまたがり、昨秋に火山性地震が増加した白山について「現状は噴火警戒レベルが(一番低い)1だが、活動時期が近づいている」と述べた。

 自らも防災士の資格を持つ岡本教授。今年が福井地震発生から70年となることから「(地震時に身を守る行動を確認する)シェイクアウト訓練が、県内一斉にできたらいい」と話した。

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