福井市東郷小で導入されている回転式の名札=福井県福井市

 児童の登下校中に名札が見えないようにしたり、ランドセルに記名しなかったりといった“名札外し”の動きが福井県内で広がっている。全国的に不審者による声かけや連れ去りといった事件が相次ぐ中、第三者に名前を知られることを防ぐためで、取り組みをしている学校関係者は「児童の安全が最優先」と話している。

 福井市木田小では3、4年前から名札を外して登下校している。名札は教室に置いておくのが基本で、登校したら身に着け、下校する前に外す。不審者による声かけが増え始めたことをきっかけに、ランドセルや手提げかばんも、名前を記入する欄が外側にない作りになっており、同校では「中を見ないと分からない不便さはあるが、子どもの安全を優先している」と話す。

 同市東郷小は、回転式の名札を4、5年前から導入。登下校中は裏返しで、校内に入ると表にする決まり。同市麻生津小では数年前から胸に着けた名札を、登下校中には胸ポケットに入れるようにしている。

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