ひき逃げ死亡事件の公訴時効10年がたち、現場には花が手向けられた=4月13日午後7時10分ごろ、福井県鯖江市新横江1丁目

 福井県鯖江市新横江1丁目の市道で2008年4月、近くに住む80代男性がひき逃げされて死亡した事件は4月13日午前0時、10年の公訴時効が成立した。鯖江署は容疑者不詳のまま福井地検に書類送検する。県警交通指導課によると、県内のひき逃げ死亡事件での時効成立は09年以来。

 事件は08年4月13日午後7時ごろ、国道8号の東約100メートルのスーパーに面した直線道路で発生した。鯖江市で印鑑店を営んでいた小林邦男さん=当時(83)=が市道を横断中にはねられ、頭を強く打つなどして死亡。鯖江署は逃走車について銀色の軽ワゴン車を中心に捜査していたが、容疑者の特定には至らなかった。

 時効が成立した13日は、事件発生時刻の午後7時ごろ、鯖江署員らが現場に花を手向け、静かに手を合わせた。

 この日成立した時効は、死亡させたことに対する自動車運転過失致死罪。逃げたことに対する道交法違反(救護義務違反)の時効は7年で、3年前に成立していた。

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