自衛隊のイラク派遣部隊の日報問題について語る元防衛相の稲田朋美衆院議員=11日夜、衆院議員会館

 ―国会で文民統制が機能していないと追及されている。

 「日報の存在が分かっているのに、それを報告しない。イラクに関しては1年以上報告しない。文民統制に重大な問題があると疑念を抱かれても仕方がないぐらいの大きな問題だと思う」

 ―当時は防衛相として防衛省・自衛隊の体質をどう見ていたのか。

 「昨年7月、(南スーダンPKOの日報隠蔽で)大臣を引責辞任した。防衛省はすぐに再発防止策、日報の統幕一元化を打ち出した。にもかかわらず、今に至る。イラクの日報について、南スーダン日報の反省が生かされていたのかということも検証する必要がある」

 ―(稲田氏は)大臣離任式で「風通しのよい組織に」と幹部らにあいさつした。

 「制服組と背広組の間でもっとコミュニケーションや意思の疎通があれば、こんなことにはならない。国会答弁に対する認識だったり、(日報などの)文書に対する認識だったり、少し温度差がある」

 ―今後、調査結果やイラク日報が公表される予定だ。

 「活動中の部隊の日報は、安全保障に関わるためどこまでを黒塗りにしなければならないか、その基準が重要になる。日報のあり方、文書管理のあり方、どの部分を安全保障上重要なことにするかなど、もう一度検証することも重要だろう」
 

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