恐竜のモニュメントが設置されているJR福井駅西口=4月11日、福井県福井市中央1丁目

 福井経済同友会は4月11日、2023年春に開業する北陸新幹線福井駅舎の周辺整備について福井県福井市に提言した。都市機能強化によるにぎわい創出のため、東口は西口にある恐竜広場を移設して観光・教育・文化の玄関口に、西口は県都を象徴するビジネスと食のエリアとして、開業までに役割を分担・明確化する内容を盛り込んだ。

 東口は、一乗谷朝倉氏遺跡や大本山永平寺など同県嶺北一円の観光のターミナル機能を担う。移設する恐竜広場はモニュメントを増やすとした。アオッサ内の市立桜木図書館を拡充するほか、市東公園に建設予定の市文化会館までの動線を確保する。

 西口には県都の象徴として虹を表現したアーチ式のモニュメントを設置。統一したジャンルの店を誘致し「越前そば横丁」「ソースかつ丼通り」など個性的な路地名で売り出すほか、ファッション店を集積する。ビジネス街や官公庁街としての機能も広げる。

 さらにレンタカーショップの誘致・集約、長期利用ニーズに対応した駐車場整備への助成、パークアンドライドの推進、案内表示の充実なども「開業までにやるべきこと」に盛り込んだ。

 同市中央1丁目のホテルで開いた会見で、江守康昌代表幹事は「金沢と同じような事をやって対抗するのではなく、海産物や真面目さ、恐竜、幸せといった福井らしさをきっちり発信していくことが大切。われわれ自身が福井の良さをしっかり理解する必要がある」と述べた。

 同会はことし3月、北陸新幹線南越駅(仮称)の周辺整備についてもカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を進めるよう提言。福井駅周辺では進行している複数の再開発計画を生かし整備してほしいとした。芦原温泉、敦賀の新幹線駅周辺整備についても来春までに提言する。

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