雪の重みでつぶれ、撤去作業が始まったハウス。収穫できなかった野菜は残されたままだ=4月10日、福井県福井市の中橋農園

 2月の記録的大雪で倒壊した農業用ハウスの撤去・再建作業が、福井県内で急ピッチで行われている。4月10日には福井市の中橋農園で倒壊ハウスの解体を始めた。同農園は「遅れている作業を早く再開できれば」と再建を待ち望んでいる。

 園芸専門の同農園はハウス36棟中14棟が被害を受け、ホウレンソウや小松菜などが出荷できなくなった。

 この日は施工業者3人が、ハウスのビニールをはがしたりパイプを切断したりと解体作業に汗を流した。業者によると1棟の解体に2、3日かかるといい、14棟すべてが元通りになるにはかなりの時間がかかるという。それでも同農園の中橋精一社長は「ハウスが壊れても土は生きている。ハウスが建ったらまたおいしい野菜を届けたい」と意気込んでいる。

 費用は、農業共済金や国、県、市、JA福井市の助成で75%ほどが補填(ほてん)される見込みという。

 県などは13日まで、ハウスの撤去・再建にかかる費用の補助申請を受け付けている。農業共済加入の有無や耐用年数によって補助率が変わり、県、市町、国の支援を組み合わせると最大8、9割が助成される。申請窓口は各市町の農林担当課。県などが利子補給する融資制度の申請は、各JAで受け付けている

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