点字メニュー表を製作した点訳サークル「ふきのうとう」のメンバー=福井県勝山市役所

 今秋の福井国体や北陸新幹線県内延伸を5年後に控え、福井県勝山市の点訳サークル「ふきのとう」が市内の飲食店15店舗向けに点字メニュー表を製作した。店に配布し、市内を訪れる幅広い層の観光客に勝山の食を楽しんでもらう。

 サークルは点字講座の受講生が5年前に立ち上げた。これまで同市の広報などの点訳を行ってきた。

 市内では観光客が年々増加。飲食店を中心に、県、市が店舗リノベーションを支援する「おもてなし商業エリア創出事業」を活用した新築、改装が相次いでいる。視力障害者など幅広い観光客へ対応しようと第3セクター、市観光まちづくり会社が事業補助を受けた店など15店舗のランチメニューの点訳を企画。昨春、同サークルに作製を委託していた。

 完成した点字メニュー表には、ランチの価格のほか、それぞれの飲食店の特徴も掲載している。サークルの藤井勢津子会長は「メニューの点訳はこれまで経験がなく試行錯誤だった。使う人の立場に立ち分かりやすく仕上がった」と話している。

 4月5日には、市内のカフェレストランを藤井会長らが訪れ、点字メニュー表を手渡した。残る店舗にも順次贈られる。

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