打撃練習を行う金津の選手たち=3月13日、福井県あわら市の金津高校グラウンド

 高校野球は硬式と軟式の部があり、特別競技として開催されるため、天皇杯(男女総合成績)の得点には加算されない。とはいえ硬式の部には全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)の福井県代表校と、同大会ベスト8校などの全12チームが出場。甲子園に匹敵する試合を繰り広げる。2015年の和歌山国体の1回戦では、春の選抜高校野球大会優勝の敦賀気比と、夏を制した東海大相模(神奈川)が対決している。

 軟式の部は、全国高校軟式野球選手権大会(8月・兵庫)の出場校など10チームがしのぎを削る。

 ■県立校が躍進

 昨年の福井県大会(硬式)は、3大会とも初優勝だった。福井県高野連の田邊浩之理事長は「中位、下位層のレベルが上がってきていて、差がなくなってきている」と強調する。

 春の県大会では、決勝で啓新が福井工大福井を延長戦の末に11-10で破り初優勝。延長にもつれる激闘が決勝を含め7試合あり、1大会の最多記録を更新した。

 甲子園が懸かった夏の県大会では、準々決勝までにシード3校と私立校が姿を消し、4強入りは全て県立校。決勝は、坂井の好投手が敦賀を2安打完封、3-0で勝利した。坂井の川村忠義監督は「初戦で前年優勝の北陸に勝ったことで勢いに乗れた。偶然と思われないためにも、この夏も優勝して実力を示したい」と気を引き締める。

 新チームになった秋は、県立の進学校が台風の目となった。ノーシードで出場した金津は、毎年80人ほどが国公立大に進学する。平日の練習時間は約1時間半と短いが、大会ではシードの啓新、北陸を撃破。坂井との決勝では延長十回、金津に勝ち越し2ランが飛び出し、創部以来、春夏秋を通じて初めて頂点に立った。北信越大会は1回戦で敗れたが、地域貢献などが評価され、福井県勢として2校目となる21世紀枠の北信越候補校に選ばれた。

 ■節目を盛り上げ

 今年は夏の甲子園が第100回の節目を迎える。田邊理事長は「100回に向けて盛り上げていかないといけない。記念すべき大会の上位校が福井で試合をする。各校の練習や取り組みなどを見て、福井県のさらなるレベル向上につながれば」と期待をこめる。全国トップクラスと肩を並べるぐらいの実力をつけることが大きな狙いといえる。

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